社団法人東京地学協会より発行された大判の1枚物地図です。
拡げたサイズは縦110.6cm×横76.5cmあります。
縮尺は50万分の1です。
題名の通り、大判の地図ゆえか破れが酷く、破断しており、完全に切り離した状態になっています。
※画像では破断箇所を近づけて撮影していますので破断がわかりづらいかも知れません。
破れ部分にテープによる補修箇所も多くみられます。
また、剥がれやすれ、めくれ、しわ、折れなどがみられます。
これらの部分には剥がれやすれにより、読み取りづらい箇所または読み取れない箇所がみられます。
外周部にも破れや欠けが多くみられ、テープ補修されている箇所が多くみられます。
折り畳み部分が破断または破断寸前、テープ補修とビリビリでボロボロの状態です。
折り畳み部分以外にも破れやテープ補修が多くみられます。
このほかにも、折れや汚れ、焼け、書き込み、剥がれ、すれ、めくれ、しわなどが多くみられます。
全体的にかなりへたっています。
破れが酷く、傷みが甚大でコレクションには不向きの状態です。
また、本図のみの出品となりますので地質に関する解説書は現品にはありませんので予めご了承下さい。
上記内容にて資料的にご活用いただける方にご入札いただきたいと思います。

本来の用途は地質図ではありますが小縮尺の地図が多い南樺太の地図としては縮尺50万分の1で表された本図は比較的、詳細度が高いと私見ながら思います。
全駅掲載ではありませんが鉄道線の駅もみられ（未掲載箇所もあり）、集落名も掲載されています。
また、戦時色が濃厚になった頃に発行された地図には防諜上の理由からか山の標高が掲載されていませんが、本図では標高が併記された山もみられます（標高併記なしの山もあります）。
傷みは甚大ながら、資料的にはとても興味深い地図です。

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